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コンテンツトップ表示【2歳児】2月15日(火)17日(木)の活動♪【きいろぼうし_YBクラス】

寒い。とにかく寒い。

今週はとても厳しい寒さを感じました。

そして、その環境の中でも逞しく活動する子ども達の姿に、凄く感動した週でもありました。

15日(火)は、八事裏山で一日を過ごしました。それも、今までに行った事のない場所。

「歩くにはちょっと遠いけれど、凄く面白いところだよ。そこでお弁当も食べようと思うんだ。ついてきてくれるかな」

そう呼びかけると、目を輝かせて気合いを見せてくれた子ども達。「黄色ぼうし探検隊、しゅっぱーつ!」と先生のかけ声を皮切りに、ずんずんと山の奥深くへ入ります。

荷物を持って、約1000歩。シダが生い茂る一本の山道をつき進みます。

途中で朽ちた倒木をまたいで、更に進みます。

「おーい、後ろの子が遅れてるよ」「じゃあ、待っててあげようよ」「声かけてみる?」

みんなで山道を歩いている。その行動だけでも、子ども達の連帯感を感じます。

突き進んだ先には、子ども達が遊ぶには十分すぎるほどの広場。なぜ、ここだけ樹木が無いのかわかりません。山の斜面を使って、崖登りの練習をするも良し、落ち葉でお店やさんごっこをするも良し、もってきたソリを使って滑ってみるのも良し。他にもいろんな遊びができそうです。

「今日は、ここで一日を過ごそうね。どうかな、みんな。気に入ったかな」

「良い!」「すごく良い!」

大きな朽ち木はまるでベンチの様。子ども達が、自然にその朽ち木に腰をかける様子が可愛らしかったです。お茶で一服した後、この広場での遊び方や注意を伝えました。まず、ここまで皆の力で辿り着いた事に自信がわいた子ども達。先生の話を真剣な表情で聞いてくれました。

「さあ、ここからは自由に遊ぼう。お弁当の時間になったら、集まろうね」

そう伝えると、子ども達は一斉に立ち上がりました。話を聞いている間にも、どんな遊びをしようか考えていた様です。迷いの無い行動に、先生達も気持ちが更に上がってきます。

遊びの中で一番人気は、ロープを使って斜面を登る。これまでも何度かロープを使って崖登りに挑戦してみました。この斜面は、傾斜は厳しいものの、こつをつかめば10歩で頂上に上がれます。これまでの経験が、ここではっきりと形になって表れた様です。

「できた……!」「上手くなった!」

しっかりと足をふんばり、するするとロープを手繰り寄せる。

ロープを使って登るのは楽しい。お友達の様子を見て、どんどん参加者が増えていきます。

ロープを使って頂上まであがったら、今度はソリで一気に滑っていく。このスリル感がたまらない。

 

お気に入りの木を見つけて、木登りをしてみる子。

お友達とお店やさんごっこを楽しむ子。森の広場は、子ども達の元気な声であふれました。

たくさん遊んだ後は、広場でお弁当を食べました。この時、お天気が曇りになり寒さを感じました。

「寒いけど、お弁当食べられる?大丈夫?」と訪ねると、子ども達からは「大丈夫!」と元気な声が。

お弁当を食べたら、帰りの時間まで目一杯遊べる。少しでも早く、遊びの続きを楽しみたい様子。

お弁当の時間が終わった後も30分ほど山で遊び、そして来た道を戻ります。荷物を持っての帰り道。疲れて足が止まってしまった子には、まわりの子が声をかけてくれます。荷物を一緒に持ち運んでくれる子も。ようやくお迎えのバスの所まで辿り着くと、子ども達はほっとした表情に。バスの座席に落ち着くなり、眠ってしまう子も。

冬の山遊びを存分に楽しむことができた一日でした。

 

そして迎えた17日(木)の朝。最高気温5度の寒波。バスを降りた瞬間に、今までに体感した事のない冷たい強風。思わず泣けてしまった子もいました。

泣けてしまって当然。「かあ先生もね、皆と同じぐらい小さい時、つめたーいってすっごい泣いたよ!」と伝えると、「えっ?」と驚く子ども達。「泣いても良いんだよ。ここにいるだけで、みんなは凄く強い!つよつよだ!」と褒めると、一気に気合いが高まりました。

 

本当に。本当に、この日の河川敷は寒かったです。けれど、子ども達の心はものすごく逞しかったです。さあ行くぞーと、河川敷の斜面を滑り降り、マラソンコースのスタート地点まで全力疾走。ここで力を出し切ってしまわないかと思うほど、子ども達の足は速い、速い。

そしてスタート地点に辿り着くと、横に整列。走る前のストレッチをした後、スタートの合図を待ちます。距離は300メートル。向かい風、しかも強風。容赦ない環境の中、子ども達の心は少しも折れていません。「ようい」のかけ声に、一斉に前傾姿勢へ。そして「とん!」の合図で、勢いよくスタートを切ることができました。

速い。速すぎる……!

先頭を争う子ども達の速いこと。走るのが楽しい。とにかく、楽しい。力強く足を蹴り、肩で風を切るように前に進みます。前を走る子の影響を受けて、後に続く子達もどんどんスピードが増していきます。途中で立ち止まる事はあっても、また走ります。

 

はじめて「あんよ」が出来た日からまだ数年しか経っていないのに、こんなにも一生懸命に、こんなにも素敵な表情で走っている。伴走しながら、とても胸が熱くなりました。

黄色ぼうしさんは、全員完走しました。みんなで走った。みんなで頑張った。言葉にしなくても、この気持ちは、子ども達皆が感じていました。寒くて泣きながら走った子に労いの言葉をかける子、頭を優しく撫でてくれる子、手を繋いでくれる子。とても温かい雰囲気でした。

走り終わった後は天白公園へ移動し、30分ほど山の中で遊びました。山の中は強風を遮ってくれて、逆に汗が出てくるほど温かい。子ども達は、思いっきり楽しんで遊びました。

冒頭に書きましたが、今週は厳しい寒さが続きました。先週の東山動物園へ行った時は雪も降りました。時には寒さで泣けてしまった時もありましたが、元気いっぱいに遊ぶ事ができました。子ども達のたくましい姿に心から感動しました。来週はもう少し寒さが緩くなると良いですね。

 

長文になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

黄色帽子 坂本カオリ(かあ先生)

星野(しんや先生)

向井(ともえ先生)

 

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