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コンテンツトップ表示【2歳児】2月2日(水)の活動♪豆まき授業【きいろぼうし_YAクラス】
今日は黄色ぼうしさん(YAクラス)の豆まきの日。朝のバスから降りてきた子ども達は、みんな元気いっぱい。「今日は豆まきをするね!」と声をかけると、全く怖がらない様子。
先生が「鬼だぞー」と脅かすと、「きゃあー」と叫びながらも笑い顔。先生とのじゃれ合いを凄く楽しんでいました。
そして天白公園へ出かける前に、これから行う豆まきの活動内容を簡単に説明しました。説明した内容は以下のとおり。
1・まずは、自分で作った鬼さんのお面をかぶってみよう。
2・次は「鬼のパンツ」を歌ってみよう。
3・最後に先生が鬼さんになるから、皆で豆まきをしてみよう。
「豆まきをしよう」と伝えた瞬間、わあーと歓声があがります。「しんや先生の鬼、やっつける!」と気合い十分な子も。さあ、黄色ぼうしさん。豆まき、頑張っていきましょう!
天白公園に着くと、子ども達は今すぐにでも豆まきをしたい様子。豆まき会場までの山道は、枯葉をかけあって大はしゃぎです。会場にたどり着くと、早速鬼のお面を被ってみました。
鬼のお面を被って見えた景色は、どんなふうに見えたのかな。すぐに脱いでしまう事もなく、更に気持ちが高まってきた様です。
「がおーっ!」と大きな声で脅かしてくれました。先生が腰を抜かして倒れると、凄く嬉しそうでした。
お面を取った後は鬼のパンツを歌います。ご覧のとおり、最高潮に盛り上がっております。
そしていよいよ、豆まきの本番を迎えようとした時です。急に顔色が悪くなったしんや先生、子ども達に「今から、ちょっとトイレに行ってくるね」と伝えたのです。
「えっ……?!」と、動揺する子ども達。
「大丈夫、しんや先生はすぐに戻ってくるよ。それまで一緒に待っていようね」
自然と先生の側に集まる子ども達。先生が突然、子ども達からいなくなる事は、これが初めて。これから起こる事を、まるで予知したかの様に不安な顔です。
「大丈夫だよ。さあ、豆を配るよ。しんや先生の鬼が来たら、豆は一粒づつ投げようね。一度に全部投げちゃったら、次に投げる豆がなくなっちゃうよね」
先生の言葉がけに少しずつ笑顔が戻ってきます。配られた豆を握りしめて、「鬼は外!福は内!」とかけ声を練習を始めた時です。森の向こうから、のしのしと歩いてくる人影が。
「えっ……?しんや先生?」
さっきまで一緒に遊んでいた先生の顔とは全く別の、真っ赤な顔の鬼。本物の鬼が来た!と、わかった瞬間、子ども達が先生にしがみつきます。
子ども達を次々と捕まえていく鬼。捕まえられた子は大泣きです。
あんなに沢山豆まきの練習をしたのに、豆を蒔くことが殆どできません。皆が泣きながらしがみつくので、先生は全く動けません。これでは、皆が鬼に捕まってしまう。危機感を感じた時、少し周りから離れて様子を見守っている子達を見つけました。
「お願い!頑張って豆を投げて!」
すると、数人の子が豆を蒔きました。勢いよく飛んだ豆は、見事鬼に的中。
「見て!鬼が倒れたよ!豆を蒔いたからだよ!あっ、また鬼が起き上がった!みんなも一緒に豆を投げて!」
先生も子ども達を守ろうと必死です。子ども達も勇気を奮い起こして豆を蒔きます。何度が豆を投げた後、とうとう鬼は完全に倒れてしまいました。
この後鬼は、子ども達に深々と頭を下げました。
「ごめんね、してる?」
あんなに暴れていた者とは思えないほど、明らかに反省のポーズを取る鬼。子ども達の涙は止まり、鬼の様子を見守ります。
「みんなちょっとここで待っていてね。先生が鬼さんに聞いてくるから」と、鬼に近づくと、小さな声でこんなふうに囁かれました。
「悪い子どもがいると思って脅かしに行った。でも、みんな良い子どもだった。鬼、悪いことをした。だから謝りたい」
子ども達に伝えると、ふうと、安堵した声が。
「ごめんねって鬼さん言ってるけど、みんなどうする?許してあげる……?」
怖くていっぱい泣けちゃったけれど、みんなで頑張って豆を投げた。まだまだ鬼は怖いけれど、自分から握手を求める子ども達。
握手をして仲直りをした後、鬼は子ども達に大事な事を伝えました。
「みんな、とても良い子だ。まる!これからも、ママやパパや先生のお話をちゃんと聞くんだよ」
神妙な表情で鬼の話を聞いています。中には正座をしてお話を聞いている子も。
「はいっ!」と大きな声で子ども達が答えると、鬼は満足そうな足取りで森の奥へ消えていきました。
鬼がいなくなった後、先生が戻ってくるのを待ちました。暫くして、トイレから戻ってきた先生を見つけると、子ども達は先生の元へ駆け寄りました。
「先生……!」
先生の顔を見て、ほっとしたのでしょう。改めて泣けてしまった子も。
頑張ったね、黄色ぼうしさん。本当に良く頑張りましたね。
豆まきを終えた後は、芝生広場で思いっきり遊びました。鬼が来た時は思いっきり泣けちゃった子も、すっかり笑顔です。
沢山遊んだ後は、原っぱでお弁当を食べました。豆まきをしていた時よりも、少し風が強くなりました。お日様が雲に隠れると、一気に寒くなります。
「太陽さん、出ておいでー」
皆で呼びかけると、タイミングを合わせたかの様にお日様が顔を出します。
「あったかーい」
「でもさむーい」
手ぬぐいを頭に巻いて暖を取る子。重ね着しても、寒さで体がこわばる子。
「寒いのと温かいのを一緒に感じられるのは、今の季節だけだよ。お弁当は無理しないでね。今日は多べ残しても良いからね」
少し寒さが堪えた様でしたが、食べ終えた後は、元気いっぱいに遊びました。
豆まきをして、公園でいっぱい遊んで、お弁当も食べた。
今日の黄色ぼうしさんは、沢山の経験ができましたね。
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長文でしたが、最後まで読んでくださいましてありがとうございました。
来週もみんなのこと待ってまーす♪
黄色帽子 坂本カオリ(かあ先生)
星野(しんや先生)
向井(ともえ先生)