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スタンツ(スクールクラス)【スタンツPクラス】秘密基地を作り始めたぞ!
秘密基地。なんて素敵な言葉。その言葉を耳にしただけで、わくわくしませんか?
Pクラスは25日(水)から秘密基地を作り始めました。場所は申し訳ない、秘密の基地なのであまり詳しく伝える事ができません。大高緑地公園の恐竜ランドから少し離れた山の中……ぐらいまで御伝えしましょう。
その基地づくりの着工に、かあ先生は立ち会うことができました。なんてラッキーなんだろうって、内心わくわくしましたね。子ども達が何も躊躇する事無く立ち合いに歓迎してくれたので、それも凄く嬉しかったです。
予定地は、くうちゃん先生が当たりをつけていました。長年、大高緑地公園で遊んできましたが、そこは未開の地でした。とても山深い所です。山道はツクツクボウシの鳴き声でいっぱい。山の奥には竹林があります。まずは、くうちゃん先生が先頭を切って山の中へ。蜘蛛の巣を避けながら歩く事数分。この数年に起きた台風の影響でしょうか、大きな老木が何本も横たわり、その老木の傍には20畳ぐらいに開けた場所が。山の形状では、たぶんそこが頂上になると思います。倒れた老木の雰囲気、自然に作られた小さな丘、そして不思議な程開けた空き地。
「ここで、ごはん食べて」
「ここもお家作れる」
「ここで忍者修行する!」
歩き回りながら、子ども達は頭の中で設計図を作ります。行きのバスの中で、どんな基地にしたいのかを皆で話し合いました。ブランコがしたい、シーソーがしたい、お家が欲しい等々意見をまとめた結果、忍者屋敷の様な基地を作る事にしたのです。倒れた老木は、子ども達の鍛錬場として丁度良い感じです。やがて子ども達は、自分の体の倍程の大きな枝を抱えはじめました。狙った場所まで運び込むと、また枝を探しに。枝を何本も積み上げていくと、何となく壁に見えてくるのです。25日、26日と2日続けた結果、だいぶ基地の雰囲気が出来てきました。が、まだまだ改良の余地があるのを、子ども達は感じています。これから少しずつ手を加えて、基地を完成させたいと思います。
この二日間を通して、感心した事。
遊びと言えど、秘密基地は建築の一つ。子ども達は考えて、考えて、作っています。皆で遊べるようにする、公共性を強く意識しています。土地の形状、自然の状況を良く観察して、安全に遊べる場所を選んで作っています。先生達は「安全に遊べる場所を」と、特別に指導していません。そして、一番素敵な事は「こじんまりとしていない」事。自然の良さを最大に生かし、冒険心溢れる基地を作ろうとしている事。ずっとずっと外で遊んできた君たちだからこそ、こんな面白い基地を作ろうとしているんだなあ……と、しみじみ思いました。
帰り道のバスの中で、「基地が完成したら、招待してもらえると嬉しいのだけど」と伝えたら、子ども達が皆快諾してくれました。その時が来たら、皆におやつを食べてもらいたいと思います。基地の中で、美味しいお弁当を食べて、美味しいおやつも食べる。その日が来るのを今から楽しみにしています。
※「スタンツ通信・いきいきのびのびでっかい子」でもブログ記事を書きました。こちらは写真が沢山入っています。よろしかったらそちらも御覧下さい。
スタンツ 坂本カオリ