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わくわくGENKI塾 Cクラス【GENKI塾Cクラス】天白公園に鬼がきた?!
2月3日。今日は節分の日。Cクラスの子ども達は、朝から少し落ち着かない雰囲気でした。「もしかすると、鬼さん来るかな」「幼稚園に来たから、今日は来ないよ」など、やはり、子ども達の関心は鬼の様です。
「いやぁ、今日はどうかね。でも、先生と一緒に豆まきをやろうよ」と声をかけて、バスに乗って向かったのは天白公園。予想よりも寒さは厳しくなかったので、良かったですね。
公園に着いて山道を歩くこと数分。山の頂上の広場に着くと、まずは落ち葉を使って豆まきの練習をしました。相手はしんや先生。ちょっと戯けた様子で「鬼だぞ-」とおどかすと、「きゃあーー」と笑いながらも落ち葉をかける子ども達。
移動中のバスの中では少し緊張気味でしたが、一気に和んだ雰囲気になりました。
「鬼は外!福はうち」
みんなでかけ声を決めるのも様になり、「じゃあ、節分豆を使ってみようか」と次の遊びに移ろうとした時です。
「ごめん、みんな」と、しんや先生。
「ちょっと電話がかかっているから、向こうで話してくるね。すぐに戻ってくるから、ちょっと豆まきの練習をしていて」と。
じゃあ、しんや先生。待っているねーと、のんきな雰囲気で待っていると、年長さんの男の子が「何かいる」と険しい表情に。
「えっ?どこ?かあ先生、全然見えないんだけど(本当にどこにいるのか、その当時は全然わかりませんでした)」
「ほ、ほら、そこ・・・!」
そこから先はご覧のとおり、なかなか恐ろしげな鬼が登場。「うをーーー」っと雄叫びを聞いた瞬間、かあ先生のまわりに子ども達がびしっと集まりました。涙が出てしまった子もいましたが、どの子も勇敢に豆を投げる事ができました。
豆を当てられて戦意喪失した鬼は、土下座して子ども達に陳謝。最後は鬼と握手をしました。
鬼は、本当は子ども達と一緒に遊びたかったとのこと。けれど、醜い心を持っている子どもはさらってしまおうと。心がきれいな子が、醜い子がおどかして試したのだと、かあ先生にこっそり話してくれました。醜い心を持っている子は鬼にさらわれると聞いた瞬間に、みんなの顔がこわばりました。「鬼さん、Cクラスの子はみんな、良い子だよ。お兄ちゃんもお姉ちゃんも、年少さんもみんなで仲良く遊べるんだ。すごく仲良しなんだ。だから、さらわないで仲良くしてね」と伝えると、鬼は深く頷きました。そして、みんなと握手にいたったわけです。
鬼が退出してしばらくすると、しんや先生が何も知らなかった様子で帰ってきました。しんや先生にわっと集まる子ども達。様子を聞いたしんや先生は「良くがんばったね」と子ども達と労うと、改めて豆まきを提案。戯けるしんや先生の様子に、やっと、子ども達は笑顔になりました。思いっきり、しんや先生と豆まきを楽しんだ後は、山の中を歩いて遊びました。
「かあ先生」
原っぱでタンポポを探していると、子ども達が何か気づいた顔になりました。
「鬼さんが消えたら、なんか温かくなった」
本当にそのとおり。不思議なのですが、鬼がいなくなった山は、とてもポカポカと温かく感じました。
「あのね、豆まきが終わると春が来るんだよ」
今日をすぎると、明日は立春。もう、春が来ますね。
鬼さんに伝えたとおり、Cクラスさんは皆仲良しです。豆まきの時も、鬼が怖くて動けなくなってしまった年少さんを、年長さんが助けに行ってくれました。泣いている子を見て、慰めてくれた年中さん。Cクラスさんの一番の魅力は、とにかく、みんな仲良し。3学期の終了日まであと数回。終了日まで、みんなで楽しく遊びたいと思います。
そして、次回のCクラスは旬の野菜を味わおう。
蕪を使った調理実習を行います。蕪のお刺身。蕪が入った、美味しいうどん。
お椀、箸(フォークも可)を用意ください。エプロンもあれば、宜しくおねがいしますね!
Cクラス担当 坂本カオリ