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わくわくGENKI塾 Cクラス【GENKI塾Cクラス】みんなで一緒に作ること
9月23日(土)の朝10時。
「今日、何を料理するのか知ってる?」
「ブドウ!」「ブドウジュース?」「ジャム・・・・・・かな?」
「そう。ジャムだよ。見てみて、こんなにいっぱい!」と、言いながらボールにいっぱいのブドウを見せると、「わあ!」と歓声をあげる子ども達。
「みんな、ジャムってどうやって作るのかなあ?」
ブドウの皮を剥いて、細かく切って、火にかけて、砂糖をたくさんまぶして、仕上げにレモンをぎゅーっと搾って、最後にクラッカーにジャムをのせて・・・・・・。
「これ、みんなで作れるかなあ?」
と、聞いてみると・・・・・・。
「できる!みんなで作る!」「俺たち(年長さん)が、(ブドウを)細かく切ってー」「じゃあ、私も切る!」「レモンぎゅーしたい!」
おお・・・・・・。なんだか、子ども達で役割を考えているぞ!
2学期に入ってから、Cクラスの子ども達は「みんなで作ろう」「みんなで創ったら楽しい」「みんなで考えて創ったらきっと美味しい」など、「みんな」と言う言葉を口にするようになりました。そして、みんなでその目標を達成するにはどうしたら良いのか、アイデアを出せるようになりました。
これは、とても良いですね。年少さんから年長さんまで、一緒に遊び、一緒に学ぶことを大切にして、これまで活動を続けてきましたが、自然に、どの子も心が成長しているのを感じます。
そして、調理実習を開始してみると・・・・・・。
ブドウの皮をひとつひとつ、丁寧に剥く年少さん。ブドウの房は、ざっと数えて100粒以上。巨峰など粒の大きいブドウは、一見簡単に剥けそうで、実際に剥いてみるとけっこうコツがいるのです。なかなかきれいに剥くことができず苦戦する年少さん。でも、すごく楽しそう!
ただ、このままでは全部の房を剥くまでに時間が足りないぞ・・・・・・。
「かあ先生、剥いていい?」「手伝おうか?」と、年中さんが数名。おお、これは助かります!
おかげで、目標の時間までにブドウの皮を剥く事ができました。
そして、年長さんと年中さんは、皮を剥いたブドウを細かく切ります。包丁を使うのは随分慣れてきました。
包丁を使う順番を待っている間、床に落ちたブドウを皮を拾い集める子。「かあ先生、何か手伝える事はない?」と聞いてくれる子。使い終わった調理道具を洗う子。「俺たち、レモンチームだ!」と名前をつけて、2人で協力してレモンを搾った男の子達。
すごいなあ・・・・・・。いつの間にか、色んな事を考えて行動できるようになったんだなあと、感激しました。
調理時間は1時間を予定していましたが、みんなが協力してくれたおかげで、時間内に完成。盛り付けも子ども達がやってくれました。
そしてできあがった、ぶどうのジャム。
ほどよい酸味と甘みが口の中に広がります。
市販のジャムとはひと味違う味覚です。
子ども達は、みんな美味しそうに食べていましたよ。
GENKI塾C 坂本カオリ