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わくわくGENKI塾 Cクラス【GENKI塾C】創る事って、本当に楽しい!
Cクラスの教室の活動は主に、造形工作や調理です。毎回、子ども達の創造力をくすぐらせてあげたいと、色々な素材や道具を用意しています。料理の時は、これから手にする食材を子ども達が興味や関心を抱けるように、食材の並べ方、見せ方を工夫します。調理道具もわかりやすく並べる。工作や絵画の時も、画材を沢山そろえて、自由に使えるようにします。作る為の準備には相当時間をかけます。教室に子ども達が入ってきた時、準備が整った環境を見るなり、どの子も目を輝かせます。やりたい。創りたい。凄く嬉しそうです。
準備を整えた後は、あまり子ども達に「どんなふうに描こう」とか「どんなふうに創ろう」等の指示はしません。基本、「みんなが困らない程度なら、どんなふうに創っても良いよ」と。お子さんが絵を描いている時、黒い色ばかり使っていると、「もっと色んな色を使ってみたら」とか「黒はだめ」と言いたくなりますよね。でも、Cクラスでは、まず褒めます。「強くて良い色だね」「素敵だね。この絵について、できたらお話してくれるかな?先生、知りたいなあ」等、描いた事をまず褒めます。
自分を認めてもらえると、その子の作品はもっと素敵に変化します。そして作品ができあがると、どの子にも、こう伝えます。「先生は、君の絵が(作品が)、大好きだよ」。その言葉を聞いた子は、みんな満足します。作家の顔をしているなあと、毎回感心します。
先々週は、季節の果物を使ってフルーツポンチを作りました。包丁の使い方を指導し、最後に「君だけでなく、お友達も一緒に食べる料理を創るんだ。だから、どんなふうに切ったら美味しくなるか、考えてね」と伝えました。最後に、「お片付けも含めて、あの時計の長い針が6を指すまでにこの料理は完成させたいんだ。みんなの力が必要だよ」と。
子ども達は、みんな、とても考えて創ってくれました。年少さんにはバナナとぶどう。年中さんにはりんごとオレンジ。年長さんは大きなスイカ。年少さんのバナナは大きくぶつ切りになるかもな・・・と予想していたのですが、どの子も丁寧に薄く切っていました。
「赤ちゃんでも食べられるよね」と確認した子も。小さい子に包丁を使わせるのは、とても気を使うのですが、年少さんの子ども達は、とても集中していました。補助についた先生が感心する程、繊細にバナナを切ることができました。年中さんは更に包丁の使い方が上達していました。感心したのは、使い終わったまな板や包丁を自分で洗ってくれたこと。人に刃先を向けないよう、手のひらで刃先を隠して慎重に洗い場へ持っていく子ども達。次に使う人の為に調理環境を整える。自分で考えて行動する姿はとても素敵ですね。
年長さん達は、なんと調理時間を考えながら、作業役割を分担しました。学年毎に順番に調理をしたので、年長さんが最後になりました。まず確認してきたのが、「あと何分ぐらいある?」と。そして、すぐに作業場の様子を確認。使える包丁とまな板が4人分。対して年長さんは7人。「僕、スイカ切ってるわ」「じゃあ、ジュース混ぜて良い?」「机拭くね」「かあせんせい、コップ並べたい」。
本当に素晴らしい行動、創造力だと思います。「かあ先生、本当に感謝してる。今日のフルーツポンチは最高に美味しくなるよ!」と伝えると、子ども達は誇らしげな様子。創るって良いなあ。土曜日のCクラスの子ども達と一緒にいる時間。本当に楽しいですね。
Cクラス担当 坂本カオリ