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コンテンツトップ表示【2歳児】焚き火を囲んで【桃ぼうし_MAクラス】

空の青さがとても深みを増しました。少し寒さを感じる朝です。桃ぼうしの子供達は、スコップを使って、園庭でお砂遊び。いつもなら、じっくりと腰を下ろして遊びに集中しているのですが、今日は子供達の様子が違います。スコップで地面を削りながら、目線はしんや先生の方へ。ブロックで周りを固め、囲まれた地面にはアルミ箔が敷き詰められています。側には50㎝程の長さの枝が数本。積み木にできそうな小さな木片がいっぱい、他には新聞紙、マッチ箱等。今の説明で、大人なら「ああ、アレですね。アレをするには良い季節になりましたね」と感じるのですが、子供達からすると、見るもの全て初めての物。今から何が始まるのか、子供達は好奇心いっぱいです。手に持っていたお皿やスコップは、いつの間にか遊んでいた場所へ。先生の側に近づくと、「なにー?なにやるの?」と目を輝かせます。

「さあ今から、焚き火を作るよ。みんな手伝ってくれる?」

そうだ、朝いちばんに合った時、バスの中で先生は言っていた。今から天白公園へ行って、枝を拾うよ。その枝を使って火を作るよ。火はとても暖かいんだよって。そして、公園に着いたら、沢山、木の棒を拾い集めたんだ。バケツの中がいっぱいになるぐらいに……。

園庭で遊ぶまでの出来事を何となく思い出した子供達。先生から新聞紙をもらうと、くしゃくしゃに丸めてアルミ箔の地面へ、ポイ!これが着火剤になります。

 

新聞紙の上に、子供達が拾い集めた木の枝を敷き詰めます。他に木片も。燃えやすくする為、新聞紙と木の棒には適度な隙間を残します。これで一通り、焚き火の準備が整いました。子供達は炉の周りに座ると、先生の手元を見つめます。

「桃帽子さん、これが火だよ」

マッチを擦って火をつけます。先生の手元に揺れる灯火。驚きと喜びの表情で、その様子を見つめる子供達。

「火はね、とっても暖かいんだよ。触ったら、凄く熱い。だから、触らないようにね。でも、この火を使うと色んな事ができるんだよ」

いつの間にか、先生の周りにはパープルクラス(年長さん)の子供達も集まっていました。つい先日、火起こしと飯ごう炊飯の実習を終えたばかり。経験者として、様子を見に集まってきたのです。ちなみに、桃帽子さんはカラーブロックを椅子代わりにして座っていますが、パープルの子供達がカラーブロックを運んで並べてくれました。これ以上近づかない様にと、スコップで地面に線を引いてくれた子も。

はじめは小さかった火が次第に大きくなります。じんわりと体が温かくなります。白い煙が立ち込めます。

「ほら、こうやって手を火の方へかざすと、あったかいよ」

先生の真似をしてみようと、手をかざしてみようとする子。

「ほら、こうやっておててをのばすの」

後ろから、お姉ちゃんが優しく教えてくれます。

「桃さん、火に近づかないね、えらいねえ」

「火に触れたら危ないことがわかるからだね」

勢いよく燃える炎を見つめる子供達。まだうまく言葉にはできないけれど、きっと感動していたと思います。じっくりと焚き火を囲んだ後、子供達はお部屋に入りました。しんや先生が火の始末をしている間、かあ先生と動物ごっこ。猫に犬に象、そして鳥。みんなで一緒に焚き火で暖まった一体感、動物ごっこでは更にみんなで盛り上がります。

「さあ、今から猫ちゃんになるよー。にゃおーん!」

かあ先生の呼びかけに合わせて、教室中に響き渡る子供達の鳴き声。部屋中を走り回る子供達の体からは、かすかに炭の香りが。

ただいま。と、部屋に戻ってきたしんや先生。子供達は猫になりきって先生を迎えました。

 

 

 

桃ぼうし担任 星野・佐々木・坂本

 

 

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