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スタンツ(1・2歳児クラス)【2才児】はじめのいっぽ!【桃ぼうし_MAクラス】
スタンツは、今日から「桃ぼうしさん」と言うクラスが新しくスタートしました。先月末までに2才の誕生日を迎えた10人の子供達。来年の4月からスタンツに通う年齢ですが、今年から半年早く通えるクラスが誕生しました。
朝のスタンツバスでは、先生も子供達も期待でいっぱい。
「赤さんよりも、小さい子がスタンツに来るんだよ。桃さんって言うんだって」「ママーって、いっぱい泣けちゃうかな」「泣いちゃったら、よしよし(あたま撫でてあげる)してあげるんだ」
お兄ちゃん、お姉ちゃん達の頼もしい声。そして、桃ぼうしさんが待っているバス停では、様々なドラマが生まれました。
ママにしがみついて大きな声で泣けちゃった子、お姉ちゃんやお兄ちゃんに手を引かれて緊張した表情でバスに乗る子、先生が驚く程の笑顔で乗れた子。
お兄ちゃんやお姉ちゃんが優しく接してくれたおかげで、スタンツの駐車場に到着した頃には、ずいぶん落ち着いてきました。ママと離れてバスに乗れた。たった数十分ではありますが、それだけで顔つきが凄く変わりますね。
バスから降りると、まずはクラスのみんなで集まりました。
ママのいないところで、行動する。「ママー」って大声で泣く事も、ちょっとバスの座席に座るだけでも、先生が読んでくれる絵本を見るだけでも、全ての行動が大冒険。ママやパパ以外の大人の声を意識して聞くのも初めての事。ひとつひとつ、ゆったりとした雰囲気で時間をかけて子供達と接してあげたいと心がけました。
子供達がバスに乗ったら、すぐに出発はしません。本当はすぐにでも公園へ出かけたいところですが、「今、おしゃべりしている人が君たちの先生なんだよ」「緊張しているね、泣けちゃったね。良いんだよ、それで良いんだよ」等、子供達と一人一人顔を見て、心を少しでも通わせてから次の行動をしたいと思います。
そして、しんや先生の絵本を見ているうちに、子供達の表情が更に落ち着いてきました。さあ、いよいよ公園へ出発です。
出発前のバスの中で、先生の顔をしっかり見て、先生のお話が聞けたからでしょうか。公園に到着して、バスから降りた瞬間から「クラス」としての雰囲気が生まれていました。あの大きい声の、男の先生。あの人についていったら、楽しそうだな。緑のTシャツを着た女の先生。あの人のそばにいたら怖くないのかな。ママじゃない人(先生)から、おせんべいをもらったけれど、食べてみたらおいしいな。等など、じっくりと確認している様子。はじめて出会って一時間も経たないうちに、一気にみんなで楽しめています。先生達は驚きが隠せません。
そして、かあ先生の腕の中で、ずっと涙が止まらなかった子。大根池の鯉を見たら、自然に涙が止まりました。しっかりとした足取りで歩くことができました。
10人の桃ぼうしさん。ママやパパから離れての、はじめのいっぽ。本当に、良く頑張りましたね!
桃色ぼうしクラス担任 坂本カオリ