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スタンツ小学校【はなきき探究教室】新テーマ「プログラマー編」スタート!イソップ童話「3人のレンガ職人」から考える目的意識のもち方について

天白クラス、星が丘クラス共に新テーマが始まりました。

テーマは「プログラマー編」です。

今週から2ヶ月をかけてプログラマーへのなりきりを探究していきます。

今回のテーマのポイントは、機械の仕組みを考えるところです。

例えば、自動販売機の仕組みって考えたことありますか?

①お金を入れられるのを待っている

②お金が入る

③お金を判別する

④金額によって、ボタンを光らせる

⑤ボタンが押される

⑥ボタンの飲み物を出す

⑦お釣りを出す

大まかに考えてこんな感じですよね。

この仕組は、プログラマーが考えているから出来るんだ。

ということに気づけるかどうかがポイントです。

 

世の中に広がりつつある、プログラミング教室との違いは以下の点です。

・プログラミング教室はプログラミングというスキルを学ぶ場所。

・探究ラボの「プログラマー編」は、プログラマーがどんな視点で仕事を作っているかを学ぶ場所。

 

簡単に言いれば、プログラミングは手段、プログラマー編は目的を考えるという点で違いがあります。

 

だからこそ、小学校でプログラミングが教科として必修される前に、この「プログラマー編」を探究しておく意味は、ものすごく大きいと思います。

 

僕はこの単元を見たときに、イソップ童話に出てくる「3人のレンガ職人」の話を思い浮かべました。

(以下引用)

世界中をまわっている旅人が、ある町外れの一本道を歩いていると、一人の男が道の脇で難しい顔をしてレンガを積んでいた。旅人はその男のそばに立ち止まって、

「ここでいったい何をしているのですか?」

と尋ねた。

「何って、見ればわかるだろう。レンガ積みに決まっているだろ。朝から晩まで、俺はここでレンガを積まなきゃいけないのさ。あんた達にはわからないだろうけど、暑い日も寒い日も、風の強い日も、日がな一日レンガ積みさ。腰は痛くなるし、手はこのとおり」

男は自らのひび割れた汚れた両手を差し出して見せた。

「なんで、こんなことばかりしなければならないのか、まったくついてないね。もっと気楽にやっている奴らがいっぱいいるというのに・・・」

旅人は、その男に慰めの言葉を残して、歩き続けた。

もう少し歩くと、一生懸命レンガを積んでいる別の男に出会った。先ほどの男のように、辛そうには見えなかった。旅人は尋ねた。

「ここでいったい何をしているのですか?」

「俺はね、ここで大きな壁を作っているんだよ。これが俺の仕事でね。」

「大変ですね」

旅人はいたわりの言葉をかけた。

「なんてことはないよ。この仕事のおかげで俺は家族を養っていけるんだ。ここでは、家族を養っていく仕事を見つけるのが大変なんだ。俺なんて、ここでこうやって仕事があるから家族全員が食べいくことに困らない。大変だなんていっていたら、バチがあたるよ」

旅人は、男に励ましの言葉を残して、歩き続けた。

また、もう少し歩くと、別の男が活き活きと楽しそうにレンガを積んでいるのに出くわした。

「ここでいったい何をしているのですか?」

旅人は興味深く尋ねた。

「ああ、俺達のことかい?俺たちは、歴史に残る偉大な大聖堂を造っているんだ!」

「大変ですね」

旅人はいたわりの言葉をかけた。

「とんでもない。ここで多くの人が祝福を受け、悲しみを払うんだぜ!素晴らしいだろう!」

旅人は、その男にお礼の言葉を残して、また元気いっぱいに歩き続けた。

(引用終わり)

 

この寓話からも、どうしてそれをするのか?という目的意識の大切さを強く感じます。

まさに探究ラボの「プログラマー編」の良さはここにあるのではと感じました。

 

なんのためにプログラミングというスキルは必要なのか?

プログラマーとい仕事への探究を通して、子どもたちが自分で見つけていってくれればと思っています。

 

曽雌

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