ブログ&イベント詳細
スタンツ小学校【チャレンジクラス】3月の企画を立てよう!企画力をつけるには?
今月のチャレンジクラスでは、子どもたち自身の手で3月の企画を行いました。
ルールは4つ。
①できるかどうかは後で考える。やってみたいことから考えよう。
②予算は6,000円(交通費と食費込)
④1日で帰ってこれる企画にする
③移動は全員で行う
④無理のないスケジュールを立てる
まずは、アイディア出しから。
できるかどうかは後で考える。まずはやってみたいことを考えよう!
のルールにのっとり自由な発送で考えていきました。
今回は、付箋を使って考えるブレインストーミングの手法を使ってのアイディアだしです。
1枚の付箋にアイディアを1つ書く。
書けたら、前のホワイトボードに貼りにいく。
というスタイルです。
こういうときって子どもたちって、良いアイディアを無意識に考えようとするんですよね。
だから、最初は「思いつかない…」っていう子も結構いるんですよ。
その壁をぶち壊します。
「それ絶対ムリでしょ!っていうバカなアイディア大歓迎!できるかどうかは後で考えればいいよ。まずは何でも出してみようよ!」
と伝えると、、、。
チラホラと面白いアイディアが出始めるんですよね。
・アメリカに行きたい!
・宇宙に行ってみたい!
・心霊スポットに行ってみたい!
などなど自由な発送が飛び交います。
最初は「え~、そんなの無理だよ~」ってリアクションを返す子どもたち。
きっと学校の中で、良い意見と悪い意見を無意識に考えてるんでしょうね。
でも、アイディアを出すときにはそれは邪魔でしかないんです。
だから、「できるかどうかは後で考えよう!」と伝えていきます。
そうしたときの子どもたちの目がガラリと変わっていくんです。
気づけば、1人30枚以上書いている子も。
合計で200個以上のアイディアが集まりました。
2つ目の活動は、1つ1つのアイディアをできるかどうか考えることです。
ここで時間をかけるとモチベーションが下がってしまうので、テンポが命!
・全員の中で3人以上できると思ったら残す。
・2人以下だったら今回はなくす。
というルールで聞いていきます。
「〇〇は?」「できる!」
「〇〇は?」「でき!…る!」
うん、良いですね~
だんだん、全てのアイディアができると思えてくるんです。
「こうしてみればできるよね!」
結果、7割の企画ができるとの判断。
そうそう、どんなことでもやり方しだいだよね。
次に、そのアイディアをグループ(似ているもの)でまとめていきます。
段々と企画にまとまりが生まれていきました。
いよいよ、企画を絞っていきます。
全てのアイディアの中で、自分がやってみたいことを3つ選んで付箋に書いてみました。
結果…
アイディアが2つに絞られました。
①温泉と釣りをする企画
②廃校に行って遊ぶ企画
チャレンジクラスでは、多数決とジャンケンで決めることは禁止。
なぜそう考えたのかを自分の言葉で説明してもらいます。
という訳で、2チームに別れてプレゼンテーション合戦の始まりです。
相手を負かすためではなくて、自分の企画の魅力を伝えることを目的として考えていきます。
プレゼンテーションをするためには、根拠が必要です。
パソコンやアイパッドを使って情報を集めていきます。
行先は?かかる費用は?移動時間は?何ができるの?オススメのポイントは?
などなど、みんな必死に自分たちの企画の魅力を考えて行きました。
さて、いよいよプレゼンテーションの始まり始まり。
自分たちが考えた企画だからこそ、一生懸命伝えて行きます。
どちらも魅力的な企画でしたね。
結果は……
徐々に廃校の企画に人が流れることになり、廃校のアイディアが優勢となりました。
こういうときって、頭では分かっていても気持ちとして納得できないことってよくありますよね?
大切なのは、多数決で決めないことだと思っています。
なぜ自分はこの企画の方が良いと思うのか、その理由をみんなが最後まで聞いてくれることが、自分を納得させるためにも必要なことだと思います。
という訳で、3月の企画は「廃校で遊ぼう!」に決定です。
場所は豊橋市にある神田ふれあいセンターです。
教育委員会が管轄をしていて、昔ながらの木造校舎の面白そうな場所ですよ。
よかったら一度見てみてください。
http://www.city.toyohashi.lg.jp/4036.htm
企画って結構難しいでしょ?
でも、自分の想いを実現されるために企画力ってスゴイ大事なんだよ。
チャレンジクラスでは、そんなことを子どもたちに伝えていければと思います。
3月の活動もお楽しみに~
ドンマイプロジェクト 曽雌