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スタンツ小学校【ドンマイ】7月チャレンジクラス メニュー決めから買い物まで 「曽雌コラム:対立が力に」
ドンマイプロジェクト
7月チャレンジクラスの活動は、野外クッキングに挑戦!でした。
チャレンジクラスのコンセプトは、自分たちの力で挑戦するです。
そのため、何を作りたいかというメニュー決めから自分たちで話し合います。
4つのグループに分かれて、こども会議のスタートです。
「何にしよっか~」
「俺、カレーライスが食べたい!」
「僕はステーキがいいな~」
「デザートも食べたいな~」
基本的に大人は口を出しません。
紙と鉛筆を渡したうえで、子どもたち自身で話し合いながら考えていきます。
勿論、すんなりと話し合いができるわけではありません。
だから僕は子ども会議を始める前に、こんなことを子どもたちに伝えています。
「りょうた先生は、どんどんケンカはした方がいいと思っています」
すると……
え?と子どもたちは驚きの顔を見せてくれます。
ふふふ、なんと面白いこと。
「話し合う中でケンカになることってあるよね?」
「ケンカって悪いこと?」
すると全員が首を縦にふります。
「でも、ケンカって自分も相手もやりたいことがあるからするんだよね」
「それって悪いことなのかな?」
すると、はっと何かに気付いた表情の子がチラホラと出てきます。
「ケンカって自分の中に、しっかりとやりたいことがあるからするんだよね」
「それを相手に伝えたいという気持ちはすごく良いことだと思う」
「だからりょうた先生はどんどんケンカしたら良いと思うんだ」
「でも、ケンカをした後に、自分たちではどうしたらいいか分からなくなることってあるよね?」
「そういうときに、もしも自分たちで解決できなさそうと感じたら、
りょうた先生や周りのリーダーが手伝いをしてあげるよ」
「でも、ケンカをしても自分たちで解決できそうならば、
無理にりょうた先生は口を挟まないようにしているよ」
すると…子どもたちの表情が劇的に変わっていくのが分かります。
普段、「ケンカは良くない」と言われている子どもたちは、
あなたたちにはケンカ(対立)を話し合いで解決する力がない
とメッセージを送られているのと同じことなんだと思います。
私たちにはケンカ(対立)を自分たちの力で解決する力がある
というメッセージを受け取ると、子どもたちは劇的に変わります。
表情が変わり、目つきが変わり、声のトーンが変わり、身体の乗り出し方が変わります。
余談ですが、大人の介入のルールも子どもたち自身で決めちゃいました。
・2回まで
・1回当たり3分まで
結果的に、予算1000円の中で、一からメニューを決めて、材料まで考えるという
難しい話し合いの課題にも関わらず、大きなケンカ(対立)は一度も起こりませんでした。
(むう、面白くないな~)と僕は内心つぶやいていましたが…笑
さあ、買い物に出かけます。
予算1000円の中で、みんな上手に買い物をしていました。
いよいよ調理開始です。
今回のメニューは
①餃子、ごはん
②カレーライス、ごはん、マシュマロ
③ビーフシチュー、ごはん
④天ぷら、ごはん
正直こちらもびっくりのメニューもありましたが、家で作ったことあるよ!
と子どもたち同士で作り方を教えあいながら、頑張っていました。
味のほうは、是非子どもたちに聞いてみてください。
というか、調理と食事の写真を撮り忘れました。
包丁と火の安全管理に徹していたということにしておきます。
片付けまで全部自分たちの力でやりきった子どもたち。
その後は、子ども会議で遊びを決めて楽しみました。
来月は、いよいよキャンプ合宿です!
テント泊に挑戦!!楽しみにしていてね!
ドンマイプロジェクト 曽雌りょうた