毎回、第一トレーニングセンターで活動をしていますが、今回は教室の場所を野外へ。今の時期にしか味わえない桑の実を探してみようと、天白公園へ行ってきました。

既に桑の実を食べた事のある子は、「黒いのを食べないと、酸っぱいよ」と、重要な情報を得意げな表情で子ども達に伝えてくれました。

黒くて美味しい食べ物って、子ども達がこれまで食べてきた物では初めてかも。さあ、公園のどこに行けば黒くて美味しいのがあるのでしょう。家族連れで賑わう、土曜日の天白公園。BBQの美味しそうな匂いや、大型遊具で遊ぶ子ども達の歓声に時々心を奪われそうになりながらも、公園の周りを歩くこと数分。

突然、子ども達が「先生！桑の実ってこれ？！」と大きな声が。桜並木の合間に見える1本の木。「先生、地面が（零れ落ちた木の実で）黒いよ」「あの葉っぱのとこにあるのがそう？」等々、子ども達の鋭い観察力で、見事に桑の木を見つける事ができました。ちょっと背伸びをすれば子ども達にも手が届く桑の実。鈴なりに実るとは、この事を言うのかと感心する程、桑の実が沢山熟していました。黒くなっても、その熟成度が高くないと糖度が足りない様ですね。

「これ甘い！」

「これ、黒いけど……（すっぱい顔）」

幾つも幾つも食べながら美味しさを追求する子ども達。子ども達のはじけた笑顔。自分で摘んで味わうって、特別な味ですよね。唇や指先を紫色に染めて、じっくりと桑の実を摘んで楽しむことができました。

次回は、旬の食材を味わうという目的で、ジャガイモ料理に挑戦です。新じゃが芋が店頭に並ぶ頃になりましたが、色々な品種のじゃが芋を見せてあげたいと思います。ポテトチップスを作ろうと思いますが、ジャガイモをスケッチするのも良し、ジャガイモで工作をするのも良し。ジャガイモを使って色々楽しもうと思います。あと、今日はできなかった自由工作。次回はたっぷりと行いますよ。

あと余談ですが、かあ先生。自他共に認める食いしん坊です。毎年桑の実を沢山積んでジャムにしています。ジャムはパンに塗る事もあれば、赤ワインとバターと一緒に煮詰めるとお肉料理にぴったりのソースができますよ～。

GENKI塾Cクラス　坂本カオリ