先週のノコギリを使った工作に続いて、今週は金槌と釘を使った工作を行いました。まずは、使用する道具について、「どんな道具かな」「どんなふうに使うと良いのかな」と、子ども達と話をしました。これまでの経験と記憶をたどりながら、子ども達は金槌の使い方を、とても正しく把握していました。先生から使用法等をはじめから説明するより、子ども達から意見を出してもらったのですが、日頃、人前で発言をする姿をあまり見ない子が、今日は自分から発言をする姿が見られました。その子は凄く緊張していましたが、発言の後は、とても素敵な笑顔でしたよ。

皆で、道具の使い方を確認した後、いよいよ釘打ちに挑戦。先週、ノコギリを使って自分で切り落とした板を使って、その板に釘を打ちます。金槌は二人につき、一本を用意しました。一人につき一本用意する事もできたのですが、道具を交替で使う事にしました。

待っている間、創作意欲が失せてしまう子はいません。相手の作業様子をじっと見守っています。釘打ちに苦労している様子があれば、自然に手伝う姿が見られます。はじめて金槌を使う子も、ペアになったお友達のおかげで、どんどん上達していきます。

先生が手伝う事もありましたが、どの子も根気良く頑張っていました。もしかすると、早い時間で全体的に釘打ちに呆てしまって自由工作を行うかもしれないと思っていたのですが、釘を打つ事の楽しさに皆が嵌ってしまった様で、気づけば帰りの会を行う時間までやっていました。持ち帰ってきた作品、如何でしたでしょうか。

今月の木工工作は、今日で終わりです。6月には、ノコギリ・金槌を使って時計を作る予定です。どうぞお楽しみに。

GENKI塾Cクラス　坂本カオリ