今年度では初めてのノコギリ工作。昨年度から経験を積んでいる子も、今日初めて体験する子も全て、まずはノコギリとハサミの違いを皆で調べてみました。「ハサミは紙を切ったりするけれど、ノコギリは木や板を切る」「ノコギリの歯はサメの歯みたいにギザギザ」「ノコギリは間違った使い方をすると、危ない」等、子ども達から色々な意見が出ました。子ども達、ノコギリの事を良く知っていますね。

そして、木の板についても皆で考えてみました。「この板は、何からできている？」とたずねると、揃って「木！」と。そこで、長さ70cm程のスポンジブロックを縦に3本組み立てて、1本の木に見立てました。一枚の板を作る為に、大きな木が必要です。そして、その大きさになる為に、山で何年もかけて木を育てている事を伝えると、子ども達からは「へえー」と驚きの声が。すると、「紙も木で、できているんだよね？」との声も。普段、何気なく使っている紙一枚でも大切な資源から作られている事を子ども達に伝えると、子ども達はとても感心した様子でした。そしてノコギリの使い方を先生から教えてもらった後、いよいよノコギリを使ってみました。

先生が手本としてノコギリを引いた時、思った以上に引くのが難しいと思いました。力任せに引いてもノコギリはぴくりとも動きません。自分の力で引けるかなあと思いましたが、子ども達はとても根気良く取り組んでいました。先生が半分ぐらい手伝ってあげようとすると、顔を真っ赤にしながら「自分で！」と言う子も。ノコギリは後ろに引くと切れるのですが、「後ろに引く」と言う感覚をつかむのはなかなか難しいですね。ほとんどの子が苦戦していましたが、とても楽しんでいました。そして、床に溜まった木のくずの匂い。「森みたい」「木の匂いがする」と言う子も。頑張って切った板は、クレヨンを使って色を塗りました。来週は、その板に釘を打ち付けてみます。来週も軍手の用意をお願いします。

最後にこちらは、自由工作の時に描いた一枚の絵。シロナガスクジラですって。大きな海を気持ち良く泳いでいますね。

GENKI塾Cクラス担当　坂本カオリ