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Do曜塾GENKI塾Cコース活動報告
土曜日になると、雨。
うーん、今年の秋は何故か土曜日に天気が崩れますね。
でもこういう時こそ、教室でじっくりと創作活動を楽しませてあげたいと思います。
晴れていたら紅葉の葉っぱを探しにいく予定でしたが、今日はこれまで子ども達が探し集めてきた葉っぱを使って、
「大きな木」を作る事にしました。
「おはよう!」と、子ども達がお部屋に入ってきたのを見計らって、一畳程の大きさの紙を広げました。
真っ白な紙と、茶色のクレヨン。興味を持った子供たちが、わっと紙の周りに集まります。
「かあ先生、何書くの?」
「うふふー。まあ、見ててねー」
気楽な雰囲気で、サッと大きな木を書いて見せると子ども達は大喜び。
しかしすぐに、「かあ先生、なんか寒そう」との声が。
「はっぱ、ないよー」
「そうね、はっぱ無いですねー」
「はっぱつけないのー?」
大きな木は合わせて3本。太い幹の木、ひょろひょろの木、縦に長い木。
それぞれ、ちょっと困った表情を書き足しました。
そして子供たちにこんな話をしました。
「ああ・・・寒い寒い。冬になったから葉っぱが落ちてしまうのは当たり前なんじゃが、
やっぱり寂しいのう。聞くところによると、モミの木とやらは葉っぱがもっさもさに茂って
きれいなお飾りをつけているらしい」
すると、あちこちから「クリスマスツリーだ!!」と大きな声が。
「そうかそうか、クリスマス…なんだって?ああ、クリスマスツリーと言うんじゃな。
いいなあ、羨ましいなあ。わしも、そんな木になってみたいのう」
子ども達の表情はとてもいきいき。「じゃあ、僕が(わたしが)葉っぱをつけてあげる!」と、
皆の顔が、そう語っていました。それでは、みんなにお任せします。この木にいっぱい葉っぱをつけて
あげましょう。と、伝えると、子ども達はサッと立ち上がりました。そして、グループごとに集まると
それぞれの木を囲み、制作が始まりました。
今回、制作に用意したのは、色々な種類の葉っぱ。きれいな上質紙。色鉛筆。クレヨン。はさみ。糊。
まずは葉っぱの上に上質紙をのせて、その上から鉛筆でこすります。
すると、葉っぱの葉脈がくっきりと表れてきます。
こすりだした葉っぱを鋏で切りとって、糊をつけます。
鋏と糊の使い方に迷っている子には、先生が使い方を教えます。年長組の子達も教えてくれます。
年少組の子達もすぐに使い方を覚える事ができました。
そして、こすり絵の他にも自分で考えて、葉っぱの形を切ったり、
葉っぱに直にクレヨンで着色する姿も見られます。
約1時間半の制作時間。
あっと言う間に過ぎました。
できあがった木を壁に貼ると、それはとても大きな木に見えました。
子ども達が自分で考えて作った色々な形の葉っぱ。はじめは寒そうな木だったのに、
とても温かみのある木になりました。
「かあ先生、クリスマスツリーにするんじゃないの?」と子供たちが聞いてきたので
皆を集めて、こう答えました。
「また、雨が降ったら。今度は色々なお飾りを作ってクリスマスツリーにしましょう。
晴れたら、紅葉の天ぷらを作ろうね」と。
すると子ども達の反応は。
「晴れても雨でも良いね~」と。
また来週が楽しみですね。