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MEIKYOあんぱんちー2017.5.27
政府の教育再生実行会議で、首相が夏休みなどの長期休暇を地域ごとに分散させる「キッズウィーク」を導入する考えを表明しました。首相は、「家庭、地域の教育力を高めるには、特に大人が子どもに向き合う時間を確保することが必要だ」と強調したとのことです。
間違いない! 全く同感です。 親も、先生も、子どもと向き合うことが教育の原点。
ただし、家族全員がそろって休めることが大事。子どもの休みに合わせて、親が休めるようにとのことですが、観光業や飲食業はじめ、大型連休だからこそ多忙を極めたり、人手不足に追われたりする産業に従事する家庭はどうなるのでしょう。
ちなみに、我が家の今年のGWは、父は9連休、母(飲食業)は、ほぼ毎日仕事、長男・二男は、部活で休みは1~2日、三男・四男はカレンダー通り。結局家族全員がそろったのは1日もない、私の9連休でした。
大型連休の一部だけでも、交代で休みがとりやすくできるような企業側の配慮も必要でしょう。中高生の部活も同様。大型連休にほぼ毎日、練習試合や大会が組み込まれては家族そろっての休みが取れません。先生の働きすぎ問題にも関連します。
キッズウィークというハード面だけを整えても、その大型連休をどう活かすのか、家族の一員だけでは何ともならないことがあります。「家庭、地域の教育力を高めるには、特に大人が子どもに向き合う時間を確保する」本来の目的を見失わないよう、行政、企業、教育現場etc. みんなの知恵を結集して、ソフト面の議論も進めるべきだと思います。
作者プロフィール(少しずつ加筆します)
西川陽祐 (名古屋教育文化センター運営本部)
1978年名古屋市名東区生まれの昭和区育ち
3歳:名古屋教育文化センター(今の勤務先)に入会