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MEIKYOあんぱんち-2017.05.25
中学校の中間テスト前日の塾の教室です。
中3生「先生、この単元の勉強まだ何にもやってない!」
先生「えっ? どうして?」
中3生「だって、今日学校で初めて授業をやったんだよ。テストの前日なのに、ありえないでしょ!」「それで、授業の時間もなくなって、残りはテストに出ないよ、だって。」
多くの中学校では、テスト範囲表をテスト1~2週間前に配布し、計画的に勉強しなさいと、勉強の計画表を作らせます。一方で、授業が前日までに終わりきれないとはいかがなものでしょうか。指導者の側の計画が疑わしいと言わざるを得ません。そもそもテスト前日に授業を終わらせて、「明日テストだよ。」では、子どもたちは、いつ復習、テスト勉強をすればいいのでしょうか? 子どもたちの学力は、テストで伸びるのではなく、授業と家庭学習で伸びます。
学校行事などもあって、授業のやりくりが大変なのはよく分かります。ただ、子どもの学力向上が本来の使命だということを考えれば、授業計画は最優先事項です。よく学校の先生は、家庭学習の重要性を子どもや保護者に説きます。私も愚息の中学校の担任の先生から言われたことがあります。「授業」と「家庭学習」この両輪で、学力がつくことは、誰も疑わない事実でしょう。だとすれば、授業計画は、子どもたちの家庭学習のスケジュールも考慮して、立てるべきだと考えます。「授業→家庭学習→テスト」このサイクルがうまく回るような配慮をした授業計画を立ててほしいと願います。
作者プロフィール(少しずつ加筆します)
西川陽祐 (名古屋教育文化センター運営本部)
1978年名古屋市名東区生まれの昭和区育ち