冬休みが近づいて来ました。

学校がストップするこの期間にしっかりと苦手に挑戦してほしいです。

が、しかしそれは普段の勉強で得意なことをしっかりとやってきた子の話。

「苦手な教科から克服させる」は、私たちの「暗黙の理想」なのです。

暗黙の理想とは、私たちが勝手に思い込んでいる価値基準です。

私たちは「テストで点数が悪いんだから、まずそれを勉強させるべきだ」と思い込んでいます。

でもそれは間違っているかもしれません。

はじめは、得意な教科こそしっかりと勉強させて、誰にも負けないものにするべきです。

なぜなら、得意な教科は自信を与えるものです。自信がある＝セルフエスティームが高い状態です。

セルフエスティームを高めた状態で、苦手な教科にチャレンジさせるのです。

心にエネルギーがない状態では、人は自分の出来ないことに対して挑戦する意欲が湧かないものです。

レギュラーの授業で、「とにかく得意な数学を伸ばすカリキュラム」を実行してきた子がいます。

普段から「自分はやればできる」という体験をたくさんしていると心にエネルギーが溜まります。

その結果、かなり自信になっていると思います。

学校の授業進行がストップしているこの冬休みに、苦手な英語に挑戦してくれることを期待しています。