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スタンツ小学校【ドンマイプロジェクト】 SHOCK!!遊 第4回『夏のぐるぐる????焼き焼き祭り&びしょびしょ濡れ濡れカーニバル????』
1学期の総まとめとなる7月のSHOCK!!遊は、おかずは【ホイル焼き】にするということと、チームのみんなが食べられるものにする、1つのチームの予算は1200円以内にするという③点をクリアしていれば、何でもOK!ということで、まずは買いに行く食材会議から幕を明けました。
「オレ、ナス食べられない!」「ボクは肉しか食べたくない!」「オレは唐揚げが食べたい!」
「おれ、ウナギ焼きたいっ!」
と、自分の意見のみをぶちまける子どもたち。。。
この状態でメニューを決めることできるのかな?とめちゃめちゃ不安になっていたのですが、子ども会議が進んでいくと、、、劇的な変化が見られました。
「コレは食べれる?」
さっきまで、自分の事しか言ってなかった子どもたちが、みんなに確認していくカタチに変わって行ったのです。
一人でも「それ無理。。。」と発言する子がいれば、決して無理強いをしたりしません。
「そっかあ~っ」と次の食材へ移っていきます。
それぞれ苦手な物を持ってるから、どうしても食べられない気持ちは、ものすごく共感できるんでしょうね。
「美味しいから食べてみなよ!」と、オトナは、ついつい口を挟みたくなっちゃいがちですが、強制させられたチャレンジからは【頑張ってみよう!】という意欲は沸きづらく、【こなさなきゃ。。。】という作業になっちゃうんですよね。
『NO!』『NO!』を連発していた子も、全ての『NO!』を受け入れてくれるチームのやさしさに触れていくうちに、『それは、好きじゃないけど頑張れるかも。。。』と、チャレンジする姿勢を自ら見せる発言を口にするようになりました。
見守る者として、『待つ』という姿勢は、とても忍耐のいる姿勢です。
でも、『信じて』『待つ』ことでしか、子どもたちの内から生まれるホントの意欲あふれるコトバは出て来ないんだってことを改めて痛感した本日の【こども会議】の1コマでした。
材料も決まって買い出しにスーパーへ!
どこに何が売ってるかわからない。。。迷わず、店員さんに聞く子、恥ずかしいから先生に聞く子、チームの子と手分けして、意地でも自力で探し出すことにこだわるチーム、買い物をするというミッションにもいろんな動きがみられて、おもしろかったですね。
1個、商品を選ぶごとに地道に暗算で計算を重ねるチーム、ひとまずレジに行って残金であと何をいくつ買えるか考えるチーム、、、やり方は全く違いましたが、どのチームもどうにかこうにか、やりくりしておやつを買おうとしている、とってもやりくり上手な子どもたちでした^0^
買い物から戻ると、早速クッキングMISSION開始です!
またまた、子ども会議でチームの中で野菜や肉を切る担当、お米を計量して洗う担当、火おこし担当を決めて、それぞれMISSIONに移ります。
火おこしMISSIONは、今回竹で火おこしができるか?という難題MISSIONだったけど、できっこないをやってみよう!何度も何度も挑戦して、めちゃめちゃ頑張ってましたね。
竹を並べ替えたり、もっと細い竹にしてみたり。。。と、試行錯誤を繰り返したかいあってか、竹から薪に移ったとたん、どのチームも1発で火おこしクリアしてましたね。
【失敗は成功の基】成功するというゴールが、子どもたちに明確に見えていれば、失敗の数だけどんどん成功に近づいてるんだってコト、子どもたちも実感してるようで、1つ1つの失敗にいちいち落ち込んでる子なんて1人もいません。
『じゃあ、次はこうやってみよう!』と、失敗を成功に向けての糧として一つ一つ役立てている子どもたちの姿には、心底感心しました。
それにしても、気温38度を超える中での野外炊事は、ほんと過酷なMISSIONでしたね。
と、思いきや『遊び心』を決して忘れない【遊び】が本業の子どもたち、煙モクモク熱気ムンムンの傍らで、新たな遊びが展開されていました。
余ったアルミホイルをギュッと丸く固めて、それをを壁やら床でゴシゴシと擦ってピカピカに仕上げていたのです。
ホイル焼きが焼けるまでの時間、ご飯が炊けるまでの待ち時間も決して無駄にしない、子どもたちってでも全力投球なんですね。
美味しく焼きあがった様々なホイル焼きを囲んでの昼食タイム☆
大皿料理なので、自然と子どもたちの会話も弾みます。
さあ、洗い物を済ましたら、お待ちかねのびしょびしょTIME♪
暑かったから、みんなすぐにでも「やりたい!」「やりたい!」のオンパレードかと思いきや、、、「オレ濡れたくない!」
「見てるだけでもいい?」
「見てるだけだから、水着に着替えなくてもいい?」と思わぬ反応が返ってきました。
最後、発散して終わらせたかったので極力見てるだけでは終わらせたくない。。。でも、無理強いしては絶対に【発散】なんてできない、それどころか、最後の最後に【やらされた】で終わってしまう。。。
とりあえず、今からやる水遊びの何が嫌なのか聞いてみました。
「プールに連れてってもらえると思ってた」
「ぬる~い、たまった水が気持ち悪い。。。」
どっちの理由も、水遊びはやりたいんだけど「こんな狭いとこでやる水遊びなんてつまらないから、やりたくない」という理由で、どっちの子も【発散】したい欲求は誰よりも強いことが感じ取れました。
【発散】したいという気持ちが底辺にあるなら、後はきっかけのみ!
「わかった、絶対に濡らさないから水着にだけ着替えといて、濡れなかったら水着のまま帰ってもいいし、いっぱい汗かいたから、この際着替えちゃおう!汗でベトベトの服着てて、後で痒くなったりしたらイヤだもんね。」
頑なに着替えないと言っていた以上、着替える口実はこっちが作ってあげないと彼のプライドは守られません。
こうして、着替えることで彼の中の心の中でスイッチが入りました。
嫌だイヤだの世界から、楽しいことを探そうという視点に変わったのです。
水遊び開始後、5分後の顔がこちらです↓↓↓
しっかり発散できる場を見つけることができました。
時間はたっぷりあるから、【強制】じゃない自分の本当にやりたい遊びを、とことん追求しちゃおう!
9月に一回りも二回りも、でっかくなったみんなに会えるのを楽しみにしています。
【ドンマイプロジェクト】 高橋