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スタンツ小学校【豆知識ブログ】どうすればご飯を美味しく食べられるようになるのか?

野外活動の中で子どもたちは

普段以上にご飯をたくさん食べます。

 

どうしてだろう?

 

そんな風に疑問を感じて

考えたことがありました。

 

自分たちで作ったご飯だから?

それは間違いないと思います。

 

じゃあ、お弁当を家から持ってきたときは?

自分たちで作ったわけじゃない。

 

なんでだろう?

子どもたちが美味しそうにお昼ごはんを

食べている姿を見ながら

 

きっとココに生きるチカラを育む上で

何か大切なヒントが隠れているんじゃないだろうか。

 

そんな風に感じたわけです。

 

 

 

そして、僕がたどり着いたのは

とってもシンプルな答えでした。

 

それは、お腹が空いているから、です。

 

え?そんなこと?

と思ったかもしれません。

でも、中々忘れてしまうんです。

実際僕もそうでした。

 

もしも、皆さんがキャンプのディレクターとして

プログラムを組み立てる立場だったとします。

 

子どもたちにお昼ごはんを

しっかり食べてほしいと思ったら

何を工夫しますか?

 

お昼ごはんを豪華にして

美味しい食べ物を用意しますか?

 

僕もそんな風に考えて

お昼ごはんのメニュー自体を

試行錯誤していたこともありました。

 

でも、違ったんです。

 

どれだけメニューを工夫しても

どれだけ子どもたちの好きそうな物を

お昼ごはんのメニューに用意しても

 

お腹が空いているかどうか

 

には勝てなかったんです。

 

 

お昼ごはんを食べる前に

思いっきり体を動かして遊んでいるときは

いつも以上にご飯が美味しく感じます。

 

でも、お昼ごはんを食べる前に

ゴロゴロしていて、何か間食をしているときは

そんなに美味しく感じない。

 

 

考えてみれば当たり前のことでした。

でも、中々気づきにくいんですよね。

 

僕も子どもたちと活動をしていて

 

「りょうた先生、おなかすいた~!」

と言われると昔はちょっと焦っていました。

 

なんとかしてあげないといけない!って。

その瞬間に、何か食べるものは無いか?

と、無理やりその場をやり過ごそうとしていたんです。

そして、「おなかすいた」と言われないようにプログラムを

組もうとしていたことも過去にはありました。

 

でも、今はちょっと考え方が変わっています。

 

「りょうた先生、おなかすいた~!」

 

と聞くと

 

内心でシメシメと思うんです。

お昼ごはんを美味しく食べる準備ができたんだね、と。

 

 

だからこそ、子どもたちに

お昼ごはんをしっかりと食べてほしいと

思ったら

 

まず考えなくちゃならないのは

お昼ごはんに何を食べるのかではなく

 

お昼ごはんを食べるまでの時間を

どうやって過ごすのかだったんですね。

 

その環境づくりをすることが

僕たちの役割なんじゃないかって思っています。

 

 

自分に置き換えてもそうですよね。

ご飯の前に間食をすれば

当然ご飯は食べられないですし

 

いつでも食べられるお菓子があれば

ご飯を食べなくて、後でお菓子を食べればいいや

と、お昼ごはんを食べなくなるかもしれません。

 

僕も甘い物は大好きなので・・・。

 

 

まとめると、

子どもたちにお昼ごはんを

しっかり食べてほしいと思ったら

 

考えなくてはいけないのは、、、

 

お昼ごはんを食べる前に

お腹が空くような環境を作れているかどうか

 

そして

お昼ごはんを食べなくても

困らないと思えるような環境をなるべく減らすこと

 

の2つだったというわけです。

 

こんな風に

ちょっとだけ視点を変えてみると

色んなことが見えてくるかもしれません。

 

 

僕が子どもたちにキャンプで

ご飯をしっかり食べてほしいと思っていた問題は

 

お昼ごはん自体を工夫するのではなく

お昼ごはんを食べる前の過ごし方を工夫することで

解決できたのです。

 

 

こんな風に考えていくと

結構楽しいですよ。

 

 

最後に、今回のテーマをもう少し落とし込んでいくと

 

もしかしたら私達は

与えることにも、与えられることにも

慣れすぎてしまっているのかもしれません。

 

与えられることに慣れすぎていくと

本来自分の中に持っている

大切な欲求に気づきにくくなってしまう

のかもしれません。

 

 

これが

お腹をすかせた子どもに

魚(結果)を与えるのではなくて

魚の釣り方(プロセス)を用意すること

の重要性なのかもしれませんね。

 

結果を与えられてしまうと

もっと魚を釣りたい!という欲求は

どんどん失われてしまいます。

 

でも、釣り方を教えてもらった子どもたちは

新しい欲求をどんどん増やしていきます。

 

センターの掲げる教育理念は

まさにココに繋がっているんじゃないかなと思います。

 

 

是非何かのヒントにしてみてくださいね。

 

そして、面白い発見があれば

僕にも教えてください!

 

今日はココまで!

ではでは、次回をお楽しみに!

 

 

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