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スタンツ小学校【豆知識ブログ】名古屋市の小学校でPTA講習会の講師をしてきました~『挫折とは?』

昨日、名古屋市の小学校のPTA講習会に呼ばれ

約40名の保護者の方々に向けて

お話をさせていただきました。

 

テーマは

「学童期・青年期に身につけたい

  『立ち直る力(レジリエンス)』

            の身につけ方」です。

 

1時間半の講座でしたが

校長先生まで参加され

ワークショップを交えながら

楽しい会となりました。

 

その中で話した内容の一部をご紹介します。

 

『挫折』についてのお話です。

 

これは僕が子どもたちを見ていて

気づいたことです。

 

一般的に「挫折」と聞くと

何か大きな失敗をしたあとに

ショックを受けているイメージがありますよね。

 

でも、子どもたちを見ていて

「挫折」には2種類あることに気づきました。

 

それは

「失敗」したあとに生まれる「挫折」だけでなく

 

「成功」した後に生まれる「挫折」です。

 

上手くいっているのに

なんだか不満気な顔をしている

そんな光景を見たことはありませんか?

 

もっと抽象的な言い方をすれば

上手く言っているのに

子どもたちの目が生き生きとしていない。

 

そんな場面に何度も出くわしてきました。

 

あれ?

成功しているのに挫折しているときと

同じ表情をしている?

 

本当に上手くやっているんです。

火起こしでも

工作でも

本当に上手にやっているの関わらず

生き生きとしていない子どもたち。

 

どうしてだろ?

僕はそれが不思議で

その子たちの様子をじ~っと見ていました。

 

そこである共通点を見つけたんです。

 

目が生き生きとしている子は

 

成功したときも失敗したときも

次の目標をすぐに立てることができている

 

生き生きとしたいた子どもたちは

次の「やりたい!」を

すぐに見つけることができていたんです。

 

つまり、目標の再設定をできるかどうかが

子どもたちが挫折をするか

新しい挑戦をできるかの違いだったんですね。

 

 

では、どうすれば目標を

自分で再設定できるようになるのか?

 

または、どうして

目標を自分で再設定できないのか?

 

それは

自分(たち)で目標を立てて

取り組んでいたかどうか

の違いだと思います。

 

 

子どもたちを見ていて

大人からやらされていると感じているときは

たとえ成功しても、目に輝きがない

 

でも子どもが自分(たち)で決めて

取り組んでいるんだと感じているときは

たとえ失敗しても、目に輝きがある

 

 

そして、その後「もっとやりたい!」と

次の目標を立てられるかどうかが

変わってきていたんです。

 

なので、僕は子どもたちを見ていて

上手くいっているのにも関わらず

なんだか生き生きとしていないな~

と感じていたときは

 

子どもたち自身が自分で

取り組んでいたのではなく

僕が子どもたちを成功させようと

コントロールしてしまっていた証拠だった

ということに気づいたんです。        

 

 

 

終わった後、とあるお母さんと

お話をしていてこんなことを伺いました。

 

 ~~~~~~~~

子どもが取り組んでいたことを見ながら

中々上手く出来ずに困っているのを見て

 

もっとこうした方が上手くいくのに

と見ていてイライラしてしまう場面が多々あるんです。

 

そして大抵、もっとこうしたら良いじゃない

こうして、こうすれば、ほら上手くいったでしょ?

 

と関わっていたことがたくさんありました。

子どもに上手くいってほしいと思ってやっていたのに

娘がどこかムスッとした表情で

私のことを見ていることが多かったんです。

 

そしてある時、言われてしまいました。

「お母さんがやったから上手くいったんでしょ!」

「私が作ったわけじゃないもん!!」

 

 

その時は、私も売り言葉に買い言葉のように

娘に言い返してしまいましたが

 

今日のお話を聞いてハッとさせられました。

そうか、そういうことだったんですね。

私の成功を押し付けてしまっていたんですね。

 

気づけて本当に良かったです。

 ~~~~~~~~~~~

 

 

こんなお話です。

正直、僕もここまで深くは

お話できていないと思います。

 

このお母さんの受け取る力が

高かったからだと思います。

でも、こう言ってもらって

僕もお話させていただいて

良かったな~と感じました。

 

 

大人からしたら

大した事ではないようなことでも

たとえ外から見たらもの凄く小さくても

全く価値が無いように見えても

 

自分でやりたいを見つけて

やってみること。

 

僕はこれが大事なことだと思います。

 

 

僕は自分が見てきたものや

自分が学んだことしか話せませんが

こうやって、何かのきっかけの一つとして

持って返ってもらえると嬉しいですね。

 

このブログもその一つになれば

いいなと思います。

 

自然遊びは新しい「やりたい!」が

どんどん見つかる場所です。

 

そういう意味でも

挫折に強い子どもたちを育てられる

環境の一つなんじゃないかと

いつも思っています。

 

 

今日はこのあたりで。

他の内容もまたお伝えしていきますね~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

曽雌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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