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ドンマイプロジェクト【チャレンジクラス】9月活動「もしも切符をなくしてしまったら…」in滋賀県

9月のチャレンジクラス(小3~小6クラス)のテーマは、琵琶湖まで電車に乗って遊びに行こう!でした。

 

いや~、今月は本当に学びの多い時間でしたよ!

 

朝、名古屋駅に集まった子どもたち。

自分たちの力だけで、県外まで遊びに行くことにちょっとドキドキした様子も。

チャレンジクラスは切符を買うのは勿論、電車の乗り換えから、現地での時間配分も含めて全て子どもたちで決めていきます。

 

なので声のかけ方もちょっと上級者向け。

「みんな、今日は琵琶湖まで電車に乗って遊びに行くよ」

「りょうた先生は、誰かこの切符をなくさないかな~って楽しみにしているよ」

「上手く行かないほうが先生は面白いんだ。だってその方がみんな考えるでしょ?」

出発前に、本当に子どもたちに伝えた言葉です。

 

実際本心からの言葉です。

保護者の皆様にも伝えましたが、、、

むしろ誰か無くしてほしいな~ぐらいに思っています。

だって、そうしないと考えないですもんね。

 

でも不思議なことに、その方が子どもたちは問題を自分ごととして捉えるようになっていきます。

くさないようにしっかりしまいなさい、と伝えたときよりも

くした方が面白いな~と伝えたときの方が、必死な顔で気をつけようとしているんですね。

 

さあ、どうなることやら。

彦根駅に向かって、いざ出発!

不思議なことに長い電車の時間。誰からも「暇~」という声が聞こえてきませんでした。

ぼ~っと外を眺める子。友達と話をする子。本を読む子。

みんな自分なりに時間をつぶしています。

8月のキャンプでだいぶ関係性が生まれてきた証拠かな。

 

電車を乗り継いで、やっとこさ彦根駅に到着です。

乗り換えは、6年生の男の子を中心に無事にやりきりました。

約1時間半の電車旅を終えて、彦根駅に到着~!!

 

と、ちょっと待って。誰も人数を確認せずに進んでいく。

本当にみんな大丈夫?

 

改札の前で集まったときに全員に問いかけました。

「この中で、電車から降りたときに自分で人数を確認した子は一人でもいますか?」

ハッとした表情をした子がチラホラ。

 

「みんな自分のことしか考えていなかったよね。

この中で次にどの駅で降りるかを全く気にせずにいた子もいるんじゃない?

きっと誰かがやってくれると思っていなかった?

これでもしも、誰かが電車に取り残されていたらどうするの?

もしも自分が一人で乗り遅れてしまったらどんな気持ちになる?

焦るよね。

自分たちの力で考えるってそういうことじゃないの?

自分一人だけじゃなくて、周りの人のことも考えて行動する。

 

りょうた先生は、電車に乗って滋賀県まで来ることよりも、誰かのために動いたり、相手のことを考えて動いたりすることの方が、よっぽど大事なことだと思うけどな。

 

それができて初めて、自分たちの力で楽しめるようになるんじゃないの?」

 

 

そして実はココからが今回の一番大きな出来事。

改札から出ようとしたとき、小学4年生の男の子がICカードをなくしてしまったことに気づきました。

 

まさにの出来事が起こったわけです。

 

下を向きながらこちらにやってきました。

「りょうた先生、、、ICカードが、、、、、、」

「うん?ICカードがどうしたの?」

ICカードが、、、なく、、、なっ、、、」

「なくなっ、、、」

 

そうやって言葉につまり、しまいには大粒の涙が溢れてきました。

「そうか~ICカードがなくなっちゃたか~。困ったな~」

 

そこからは本当に大号泣でした。

拭っても拭っても、後から後から涙がこぼれてくる。

 

「りょうた先生は、◯◯がICカードをなくしたことを叱るつもりも、怒るつもりも全くないよ。だって、今、本当に困っているんだもん。どうしようかな~?」

 

 

本当に良い学びだなと思います。

僕は、野外活動や体験学習の中でも一番大事なことだと思うんですね。

 

勿論、楽しいことや色んな遊びをすることも大事だと思います。

でも大人になる前に、ちゃんと失敗しておけることって何よりも大事なことなんじゃないかなと考えています。

 

切符をなくすことだって、実際ありますよね。正直、僕だってなくします。

大事なのは失敗した後に、どうやってそれを乗り越えるかだと思うんです。

だから学びがあるんですよね。

 

そして、子どものうちに自分で考えず、いつも大人が助けてくれたり、失敗しないように事前に手を回されて育ってしまったりして、ちゃんと失敗できていなかった人が、大人になってから失敗を乗り越えられず苦しんでいるんじゃないかと思います。

 

体験活動はある意味、安全に失敗ができる場です。

 

だから僕は、子どもたちに切符をなくしてほしいなと本気で思っているんです。

 

そこから、その男の子と二人で一緒に考えました。

 

その子は、ICカードをなくしてしまったことが、悲しくて悲しくて涙がこぼれていきます。

何度も何度もカバンの中を探しました。

でも、見つからない。

 

皆さんなら、こんなときどうしますか?

本当に答えのない問いです。

 

「困ったな~どうしよう?駅員さんに言いに行く?」

 

小さくうなずくも、中々足が進みません。

本当に悲しく悲しくて仕方が無いんですね。

 

そして、泣きながらも、なんとか一緒に駅員さんにICカードをなくしてしまったことと、名古屋から来たことを伝え、特別に通ってもいいよと言ってもらえました。

 

そして、今回何よりも凄いなと感じたのは、待っている他の子どもたちの姿です。

普通だったら「まだ~」だとか、「早くしてよ~」なんて声が出てきても不思議ではないと思います。

 

先に改札を出てしまっているので、直接声を書けることはできませんが、誰一人責めるようなことはせず、「琵琶湖までの地図を調べておこう!」など声を掛け合って自分が今できることをしようと動いているんです。

 

みんな自分ごとで考えたんでしょうね。

もしも自分が切符をなくしたら辛いだろうな~って。

そして、切符をなくしてしまうと本当に困るんだろうなということも実感していたことでしょう。

 

その後、なんとか前を向いて無事に琵琶湖までたどり着きました。

 

 

 

 

そしてまた名古屋まで戻ります。

 

帰りの電車。

乗り換えのたびに、みんなで人数を確認する子どもたち。

そして、ICカードをなくした男の子は、降りるたびに座席の下まで忘れ物をチェックする。

 

とっても濃い一日でした~

 

曽雌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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